「失礼ですが、旦那様とは偽装結婚ではないですよね…?」日本を愛して来日し、永住権を持つ外国人女性が経験した"日本の見えない壁"

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日本が好きで、働き、暮らしていても「マイノリティとして実際に暮らしてわかる苦労はたくさんある」と語るオルズグル氏(写真:編集部撮影)
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「永住権を持っていても、日本での生活はスムーズにはいかない」
これは、多くの外国人が実感する現実だ。そこには法的な問題以上に、日本社会の“見えないルール”が存在するのだ。
英米で10年を過ごし、世界30カ国以上での経済調査の経験を持つ加藤氏が、日本では極めて少数の外国出身の政治家(区議会議員)であるオルズグル氏のインタビューより、日本の開国度の現実と課題をひもとく。
*この記事の前編:【日本が大好きで来日したのに…】「面接した53社から不採用!」「外国籍に不動産は貸せないよ」"日本を愛する外国人女性"を襲った厳しすぎる現実

「偽装結婚ですか?」日本で暮らす外国人女性への視線

「失礼ですが、旦那様とは偽装結婚ではないですよね?」

その言葉を聞いた瞬間、オルズグル氏は一瞬、何を言われたのかわからなかった。

ワイン事業を起業したオルズグル氏(写真:オルズグル氏提供)

だが、不動産会社の担当者が真顔で言ったのを見て、すぐに理解した。

何度も感じてきた“見えない壁”が、ここにもあったのだ。

ウズベキスタンの一流大学の日本語学科へ14歳で入学、大学院や日本語通訳などを経て、21歳で来日したオルズグル氏。

53社に面接で落とされるが、根性で物流会社への新卒就職を勝ち取った。

その後、国際物流の経験を生かし母国のワインを日本に輸入する企業を立ち上げる。

そのワイン事業を横展開して、ワインバーの物件を探したとき、再び「壁」にぶつかる。

すでに実績のある実業家にもかかわらず、なんと2年間探し続けても、物件を借りることができなかったのだ。

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