男の一日一作法 小笠原敬承斎著
小笠原流礼法宗家が礼儀作法の基本を説く。
「男の」とあるのは、小笠原流礼法が室町期の武家社会において確立したもので、その根底にある考え方は男性社会の中で築き上げられてきたものだからだ。小笠原流の伝書は膨大で、手紙の書き方一つを取っても、相手の地位や自分の立場などによって、宛名の書き方などが異なる。そのうちはしの上げ下ろしから、靴の脱ぎ方、冠婚葬祭での心得、ビジネスシーンでのマナーまで、さまざまなシチュエーションでの礼儀作法が収録されている。
すべての作法に共通するのは、相手を大切に思う心だという。根底にその心遣いがあれば、おのずと礼儀作法は身に付くと説く。
光文社新書 777円
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