独身の彼女が韓国で「2人の養子」を迎えたなぜ 1人ではなく、2人迎えようと思った根本理由
わたしが養子を2人迎えた理由
養子を迎えるなら2人にしようと最初から決めていた。わたしが両親からもらったいちばん大きなプレゼントはきょうだいだから、自分もわが子に姉妹というプレゼントを贈りたかったのだ。
わたしの両親は不仲で、経済的にも苦しかった。わたしたちきょうだいは運悪く不幸な家庭に生まれてきた自分たちをお互いに気遣い、その力で子ども時代を耐え抜いた。苦労しているのは自分だけではなく、きょうだいも同じだから、決して不平不満を言ったり、グレたりするわけにはいかなかった。わたしたちは、心はボロボロでも表向きは優等生として学生時代を乗り切った。
苦しんでいる者同士の結びつきは強力だ。手と手を取り合っている分、誰かが倒れると他のみんなへの負担が大きくなる。だから、つらくても絶対にへこたれるわけにはいかない。自分の味方にまで苦労をかけるわけにはいかないから。
わたしの娘たちも今後の人生で偏見にさらされたり、さまざまな困難を経験したりすることがあるだろう。そんなとき、長女は次女を、次女は長女を見て、自分を客観視できると思う。
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