新山千春「マッチングアプリ婚」の偏見に思うこと 海外では当たり前でも、日本ではまだ後ろめたさがある

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
新山千春 マッチングアプリ
ヘアメイク:Mien(Lila) 撮影:今井康一
昨年11月に、14歳年下の一般男性との年の差婚を発表したタレントの新山千春さん(43)。耳目を集めた理由の1つが、マッチングアプリで知り合ったことを公表したことだった。発表以降、新山さんのもとには同じような悩みを持つ女性たちからの多くの相談が寄せられるようになったという。17歳の娘を持つ母として、また芸歴30年近いタレントとして感じた仕事と家庭との両立、婚活のリアルや家族の理解など、自身の経験を踏まえて存分に打ち明けた。

海外のマッチングアプリで出会う

今の旦那さんと付き合い始めたのが、5年前。出会いは海外のマッチングアプリでした。最初は仕事や写真を伏せて、英語でやり取りしていましたね。それから毎日のようにテレビ電話をするようになり、彼が住んでいたアメリカで会ったのがスタートです。

私にはダンスを中心に芸能活動をしている17歳の娘のもあがいるんですが、どんなことでも互いに相談するようにしているんです。はじめて彼のことを相談したときには「絶対に写真と違うおじさんみたいな人が来るよ」「サンフランシスコにきっと別の恋人がいるからママはあんまり熱くならないほうがいい」と言われましたね。

それで私が、「何度か話しているけどいい人だよ」と伝えると、娘からは、「そういう人が一番危ないんだって」と警告が(笑)。私よりも彼女のほうがしっかりしていて、ずいぶん助けられているんですよ。

結婚の決め手となったのは、ダンス留学を希望するもあの下見も兼ねて、ロサンゼルスとラスベガスに3人で旅行に行ったときのことでした。娘が原因不明の高熱を出して、そこで彼が病院の手続きからお医者さんとのやり取りまで全てしてくれました。本当に心強くて、彼女と2人だけだったらどうにもできなかったことを彼が献身的にサポートしてくれたんです。

帰国後、娘に結婚を考えている、ということを伝えると「ママには彼しかいないと思うよ」と言ってくれたことが大きな決め手になりました。彼女が8歳のときに離婚し、シングルマザーになってからは彼女のことを最優先して考えてきた。彼が娘のことを自分の家族のように大切にしてくれたことが本当に嬉しくて、「この人となら家族を築ける」という安心にも繋がりました。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事