独身で養子を迎えた彼女「親には言わなかった」訳 韓国で独身者が養子を迎えるのに必要なこと
長女を迎えるまでに必要だったこと
長女との養子縁組を希望してから数カ月間、何度も面談を受けた。身分証や家族関係を証明する書類をはじめ、犯罪経歴証明書、薬物依存症やアルコール依存症の検査を含む健康診断書、資産の内訳を証明する書類も提出した。
独身者は養育のための経済力があるかどうかが重要だといわれ、固定資産証明書や金融機関の残高証明書はもちろん、年金や保険の加入状況に関する書類、住宅請約総合貯蓄(韓国で新築分譲マンションを購入する際に必要な積立預金)の証明書まで洗いざらい提出した。その数年前に、ソウル大学近くのワンルームマンションを購入していたことは有利に働いた。会社でスピード出世して、年齢のわりに職級が高いという点も評価されたようだ。
なぜ結婚していないのか、男性嫌悪や男性蔑視はないかといった心理検査を受け、家族面談も2度ほど行われた。
両親には絶対に反対されるとわかっていたから、手続きがすべて終わるまで知らせなかった。姉は時間的に難しかったので、兄と妹が面談に来てくれた。兄はわたしのことを「子どもの頃から責任感が強くて信頼できる」と言い、妹は「自分も積極的に子育てに参加する」と言って、養子縁組の成立に大きな力添えをしてくれた。
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