「夜型の人」が朝スッキリ目ざめるルーティン3つ 体内時計は自分で簡単にコントロールできる

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パンやご飯は受け付けないけれど、フルーツなら食べられるという人はたくさんいます。フルーツは消化にエネルギーをあまり使わずに済むので、食べやすいのでしょう。イチゴでもキウイでも、食べられるのならば好きなものを食べてください。

シャワーの刺激で「交感神経」を優位にさせる

体内時計を変える【ステップ3】シャワーを浴びて、掃除などルーティンをする

飲食物を摂ったら、次はシャワーです。シャワーの水滴の刺激で体が目覚めます。お湯の温度はそれなりに高くするといいでしょう。交感神経が優位になります。42度以上を目安にしてください(熱くてつらい場合は、我慢せずできる範囲での高めの温度にしてください)。

筋肉が発達している男性の場合、アイスシャワーも効果的です。冷水を浴びると、体の中で反射的に熱を上げる作用が起こるからです。ただし筋肉がしっかりついている人向けなので、女性には向いていない人のほうが多いかもしれません。

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なお、お湯のシャワーを浴びた場合、湯冷めが心配だと感じるかもしれません。でも大丈夫! 夜は体温が下がっていく時間帯なので湯冷めを起こしますが、時間の経過とともに体温が上がっていく朝は湯冷めすることはありません。

ただし繰り返しになりますが、シャワーの温度は高めにしてください。ぬるめのシャワーだとかえってボーッとしてしまうのでおすすめできません。起き抜けに光を浴び、腸の蠕動(ぜんどう/うごめくこと)運動を呼び起こし、シャワーで肌に刺激を受けた段階で、体はかなり目覚めた状態になっています。

さらに体と頭の動きを活発化させるために、掃除などのルーティンの作業をするのがおすすめです。私はクイックルワイパーを使って、床の拭き掃除をすることにしています。掃除機と違って音がうるさくありませんから、家族や近所の人がまだ寝ていてもできます。

何よりも頭を使わず、激しくない体の動かし方ができるのがいいのです。この「何をするかを考えなくていい」というのは、朝の寝起きの「儀式」としてはかなりポイントが高いです。起き抜けから「えーと、何するんだっけ?」と考えなければならないとなると、それだけで疲れてしまいますから。あらかじめ、朝のルーティンを決めてしまうことが大切です。

角谷 リョウ 上級睡眠健康指導士

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すみや りょう / Ryou Sumiya

NTTドコモ、サイバーエージェント、損保ジャパンなどの法人や、ビジネスパーソンの睡眠改善をサポートしてきた上級睡眠健康指導士。日本睡眠学会学会員、日本認知療法・認知行動療法学会会員、日本サウナ学会学会員。 神戸市役所を退職後、トレーナーとして独立。フィットネス業界で最も権威ある雑誌で年間最優秀賞を受賞する。「運動」「食事」「睡眠」の改善サポートを行なってきたが、食事や運動の改善とは比較にならないほど、「睡眠の改善」がメンタルやコンディションの回復につながることに気づき、睡眠改善に特化する活動にシフト。認知行動療法や心理学をベースにした独自の睡眠改善メソッドによるサポートを行っている。

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