「夜型の人」が朝スッキリ目ざめるルーティン3つ 体内時計は自分で簡単にコントロールできる
寝室の照明にリモコンがない場合は、製品によっては後付けでリモコンを設置することができる場合があります。取扱説明書やインターネットで、照明器具の品番などから調べてみてください。Amazonなどでは1000円台半ばくらいから購入可能です。
光目覚まし時計と天井照明は、併用すると効果が上がります。寝起きに光を浴びるのは、体内時計を変えるのに必須なので若干のコストはかかりますが、両方を活用するために購入を検討されることをおすすめします。
次に覚醒を促すのが、体内に飲食物を入れること。光の次のスイッチになるのが、食事というわけです。とはいえ、そもそもまだ胃が動いていないので、すぐに食事を摂るというのはあまり現実的とは言えません。
たいていの人は、起き抜けに固形物を食べるのは困難なのではないでしょうか。起きてから1時間経っても「食べる気になれない」という声はよく聞きます。
そこでおすすめなのが、温かい白湯を飲むことです。体が内側から温まり、体温が上がって覚醒していきます。また白湯が胃に入ることで、結腸(大腸の主要部分であり、盲腸と直腸の間)が反応します。脳と腸は「脳腸相関」といって密接に影響を及ぼし合っているので、ここで脳が目覚めるというわけです。
「脳」と「腸」の関係をうまく活用しよう
ここで、脳腸相関について簡単にご説明しましょう。人に限らず多くの動物は、ストレスを感じるとお腹が痛くなり便意をもよおします。これは脳が自律神経系を介して、腸にストレスの刺激を伝えるためです。逆に腸が病原菌に感染すると不安感を増すのは、脳が腸の危機を感じ取っているからだと言われています。
脳と腸はこのような相関関係を持っているので、朝いちばんに腸に白湯を入れることで脳が目覚めやすくなるのです。白湯はあまりに温度が高いと飲めないので、自分にとって飲みやすい温度でかまいません。水も悪くはないのですが、体が冷えてしまい体温が上がりにくくなります。じわっと体の内側から温まってくるのを感じるくらいの、飲みやすい温度の白湯がいいでしょう。
分量もあまりこだわる必要はありません。カップ1杯などと決めつけず、半分でも3分の1でも飲みやすい分量で大丈夫です。もちろん起き抜けから固形物を食べられるのであれば、食べてもかまいません。
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