実は絶品「富士そばのカレーかつ丼」誕生の背景 ある意味珍メニュー?はこんなふうに生まれた

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工藤さんによると、提供している店舗は90ほどで、特に本部から売るように指示することもないそうです。その理由とは?

本部が「売るように」と指示しない理由

「『売らないなら、まあ良いか』くらいの受け止めです(笑)。

というのも、富士そばの良さって、ある種の『緩さ』だと思うんですよね。チェーン店らしくないところがあり、商品の企画もそうですし、現場にゆだねる部分が大きいのが、富士そばだと考えています。

“あそび”を残して、仕事の楽しさを味わってもらう。それが活力になりますし、お客さまから評価されることにもつながるのかな、と」(工藤さん)

工藤さんの話す通り、かつ丼やカレーかつ丼など、さまざまなメニューが現場発で生まれ、ファンをつかんできた富士そば。

今後もどんなユニークなメニューが出るのか楽しみです。

チェーン店至高のいぶし銀メニューを尋ねて
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鬼頭 勇大 フリーライター・編集者

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きとう・ゆうだい / Yudai Kito

フリーライター・編集者。熱狂的カープファン。ビジネス系書籍編集、健保組合事務職、ビジネス系ウェブメディア副編集長を経て独立。飲食系から働き方、エンタープライズITまでビジネス全般にわたる幅広い領域の取材経験がある。

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