日本人衝撃「米国での心臓手術」で見た驚きの光景 日本人ならそんなこと絶対にしない…!

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ある日、ICUでふんぞり返って座っている髭モジャモジャ医師が「今日は俺が当直だから任せてくれ。俺のやり方で治療しておくぜ」と言ってきたので、新しく赴任した熟練のドクターかなと思っていたら、大学を卒業したばかりの何も知らないペーペーだったということがあった。

なぜあんなに余裕で、自信満々で髭モジャでいられるのかとても不思議である。英語を公用語にするだけあって、エゴが強いのかもしれない。

アメリカで働くうえで必要な英語力

ちなみに、アメリカで働いている日本人医師50人にアンケートを取ったところ、TOEFL(英語を母国語としない人々を対象にした英語試験)の点数が、120点満点中100点以上である人がほとんどだった。これは相当高い点数である。

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さらに驚くのが、そのうち約80%の医師が「学生時代にもっと英語を勉強すればよかった」と言っているということ。それだけ英語ができる人たちでも、さらに英語の勉強が必要だと思っているということだ。

たしかに、医者は、患者や看護師、ほかの医師やスタッフなどとコミュニケーションをとることで仕事が成り立っているため、ある程度の英語力は大切になる。

しかし、英語ができないからといって、決してアメリカで働けないというわけではない。この通り、私はアメリカで心臓外科医として働いているが、TOEFLの点数は48点であった。GOOD LUCK。

北原 大翔 シカゴ大学心臓外科医・NPO法人チームWADA代表理事

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きたはら ひろと / Hiroto Kitahara

2008年慶應義塾大学医学部卒業。2011年慶應義塾大学外科学(心臓血管)入局。2015年東京大学心臓外科にて研修。2016年旭川医科大学心臓外科にて研修。シカゴ大学心臓外科にて臨床フェロー。2017年、医療関係者の海外留学・就労支援や、海外で働く医師同士の交流の場を提供する「チームWADA」を設立。2019年メドスターワシントンホスピタルセンター心臓外科。2021年より現職。YouTuber本物の外科医としても活動し、動画総再生回数は3億回を超える。

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