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東京ガス副社長が見る米国エネルギー政策の行方 市場の成長続き、投資可能な案件も多い

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東京ガスは海外事業の資産、利益の大半をアメリカが占める。

東京ガス 副社長 海外事業カンパニー長 糟谷敏秀氏
糟谷敏秀(かすたに・としひで)/東京ガス 副社長 海外事業カンパニー長。1984年通商産業省入省。経済産業省大臣官房長、特許庁長官を経て2021年東京ガス参事。22年専務海外事業カンパニー長。23年4月から現職(写真:編集部撮影)

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世界の視線が集まるアメリカ大統領選挙の投開票まで1カ月を切った。本特集「米国動乱」では大統領選から景気後退、AIブームまで、動乱期を迎えたアメリカの今を、現地取材を交えてリポートする。

東京ガスにとって米国は極めて重要な国だ。既存の天然ガス開発事業に加え、テキサス州の有力なシェールガス企業を約27億ドル投じて買収した。現在、当社の海外事業の売上高と利益の大半を米国が占めるようになった。

テキサス州では全米最大級の太陽光発電施設を2023年12月に稼働させた。系統用蓄電池事業にも投資し、年内に施設が本格運用を開始する。両者は同じテキサス州の電力市場で運用することで補完的な効果が見込まれる。

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