製造業回帰とエネルギー業界の転換が起爆剤に。対米投資の中心地で起きている変化に迫った。

サットン氏(写真左)は2000年代からクボタに在籍する古株。ステューキ氏は本社の北尾裕一社長とも親交が深い(写真:編集部撮影)
アメリカ・テキサス州は、同国の製造業回帰とエネルギー業界の転換が起爆剤となっている。本特集では、対米投資の中心地で起きている変化に迫った。
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現地のビジネスにはどれほどの勢いがあるのか。ダラス・フォートワース国際空港から車で約10分。記者が最初に訪れたのは、クボタの米国子会社だ。クボタは17年に同子会社の本社機能をカリフォルニア州からテキサス州のグレイプバインに移した。
南部の活発な製造業投資に照準
「移転は04〜05年ごろから検討していたが、08年の金融危機で中断。その後再開し、14年に意思決定した。カリフォルニア州は家賃などの生活コストや税金が高すぎた」と、小売り金融子会社で社長を務めるデイビッド・サットン氏は言う。「ジョージア州やノースカロライナ州も検討したが、陸路の利便性からテキサス州に決めた」。
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