アメリカ・テキサス州は、同国の製造業回帰とエネルギー業界の転換が起爆剤となっている。本特集では、対米投資の中心地で起きている変化に迫った。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダック(NASDAQ)に次ぐ、第3極になれるのか──。6月5日、テキサス州ダラスに本社を置くTXSEグループは、テキサス証券取引所(TXSE)の設立を計画していることを発表した。
世界最大の資産運用会社、米ブラックロックや米シタデル・セキュリティーズなどから1.2億ドルを調達。2024年後半に米証券取引委員会へ登録を申請する。米国の全上場企業の株式取引において、ブラックロックなどTXSEグループを支援するリクイディティープロバイダー(流動性を提供する金融機関)の扱いは過半を占めるという。
TXSEグループのジェームズ・リーCEOはリリースの中で、「テキサス州と米南東部の州は巨大な経済圏となっている。株式売買や上場の『代替手段(alternatives)』を提供するには今が好機だ」と述べている。
読み解くカギは「反リベラル」政策
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