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トランプ政権の国内政策は「3つの支持層」が左右 リベラル派が築いた社会構造の解体を目指す

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演説するトランプ大統領
トランプの政策は「支持層ファースト」で分断が進む(写真:Getty Images)

特集「トランプのアメリカ トランプの世界」の他の記事を読む

世界が固唾をのむ中で発足した、第2次トランプ政権。本特集では、経済、エネルギー・環境、外交、国内政策という4つの切り口で「トランプ2.0」の動向を分析した。

アメリカでは政権が交代すると約4000人の政治任用の官僚が更迭され、前政権の政策が覆される。いわば「無血クーデター」である。

だが、第2次トランプ政権は、バイデン政権の否定にとどまらず、リベラル派が長年かけて築いてきた社会構造や理念を解体することを目指している。すでに掲げられている政策が実施されるだけでも、アメリカの民主主義の形がまったく変わってしまうだろう。これはもはや「クーデター」ではなく「反革命」と言っても過言ではない。

国内政策を構成する3つの柱

その国内政策は、支持層に応じて3つの柱から構成されている。

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