投資対象としての強みは不変。賢く分散を図っていくことが重要だ。
世界の視線が集まるアメリカ大統領選挙の投開票まで1カ月を切った。本特集「米国動乱」では大統領選から景気後退、AIブームまで、動乱期を迎えたアメリカの今を、現地取材を交えてリポートする。
足元で最高値を更新している米国の代表的な株価指数・S&P総合500種(以下、S&P500)だが、日本の投資家にとってトラウマとなっているのは、2024年7〜8月に起きた相場の急落だろう。この間、S&P500の下げ幅は円建てで見た場合、20年2〜3月のコロナショック以来となる大きさだった。
日経平均のほうが落ち込みが大きい
一方、ドル建てで見たS&P500の指数そのものの落ち込みは小さかった。24年7月10日を起点とした資産別の価格変動比較では、7月から9月前半にかけS&P500もマイナスに落ち込んだが、その後はプラスに転換。対して日経平均株価の同期間下落率はS&P500よりも大きく、いまだにマイナス圏を抜け出せていない。金の上昇率にこそ劣るものの、米国株のパフォーマンスは相対的に高いことがわかる。
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