新米投資家ほど盲信「S&P500」の不穏な落とし穴 長期投資には為替リスクの少ない選択肢も視野に

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S&P500
「S&P500信仰」の落とし穴を解説します(写真:builderB/PIXTA)
株式投資で2億円以上資産を増やしたという個人投資家・ヘムさん。自身も多くの失敗を経験しながらも「投資の本質を理解すれば、リスクを減らしつつ安全に守りを固めて資産を増やすことは可能」と語ります。
この記事では、ヘムさんの新著『「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!』より、近年注目が高まるS&P500信仰の落とし穴について解説します。

注目が高まるインデックス投資

近年、投資の世界で「S&P500への積み立てこそ最適解」という声がよく聞かれるようになりました。アメリカ株、特にS&P500指数は過去10年で驚異的な成長を遂げてきたため、その人気が高まるのも無理はありません。しかし、この「S&P500信仰」には見過ごせないリスクが潜んでいることをご存じでしょうか?

現在のS&P500のPER(株価収益率)は24倍と、過去平均の15倍を大きく上回っています。この割高な状況が今後も続く保証はなく、さらに為替リスクによって円建ての資産価値が大きく下落する可能性もあるのです。日本の小型割安株に分散投資するなど、リスク軽減策を検討することが重要だと言えるでしょう。

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