――総裁選に先立ち、9 月 23 日に行われた立憲民主党の代表選では元首相の野田佳彦氏が代表に復帰しました。このことは総裁選にも影響を与えるでしょうか。
影響している。野田佳彦氏は首相経験者でもあり、もともと論戦に強い。一対一で論争したときに、自民党が論戦に弱そうな候補者だったらどうしようか、という心理も働く。
政治はすべてが影響し合う。世論、マスコミ、野党。そして、事件も関係する。例えば、中国の深センでの児童刺殺も大きな外交の課題になっているので、こういうことも間接的に総裁選に影響してくる。
一方、立憲民主党も今回の総裁選の候補者の顔ぶれを見て、首相経験があり、論戦に強く安定感のある野田氏なら次の衆院選を戦える、と判断したのだろう。
首相に求められる「クオリティ」とは?
――今回の勝者は事実的に首相になるわけですが、どういうクオリティを持つ人が望ましいと思いますか。
国会で討論しても強い人、中国とかアメリカの指導者を相手にしっかり外交のできる人、あとは選挙に勝てる人。全部備えている人はいないが……。
(構成:堀尾大悟)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら