老眼をテクノロジーで解決するメガネ型デバイス クラファンで4億調達に成功したViXion01に新モデル
実機の見た目はViXion01より、オーソドックスで、より眼鏡に近くなった。性能的にも、まだこなれていない部分のあった前モデルより、コンシューマー向けの製品として洗練された。
前回クラファン時には、「“普通の眼鏡”の延長線上だと思って買う人が出ないように、意図的にテッキーな外観にした。多少まだ洗練されていない部分があっても、ガジェット好きの人なら一般の方より受け入れてくれると思った」とCEOの南部誠一郎氏が語っていた。
今回、普通の眼鏡のような外観になったのは、ViXion01のクラファンと生産を通じ、Vixion01Sが一般に向け十分な完成度とわかりやすさを備えたと判断したためだ。
どこを見ても「ピントが合う」新鮮な体験
実際に、ViXion01Sの体験は素晴らしかった。まず、装着して少し離れた場所(1メートルぐらいが適切だそう)を見ながら、ダイヤルを回してピントを合わせる。
その作業を終えたら、もうどこを見ても自動的にピントが合う。
筆者は視力0.7ぐらいなので、「近いところを見るのに便利だな」と思うぐらいだが、目が悪い人にとってみると、どこを見てもカッチリとピントが合うというのは感動的だそうだ。視力が低下しているうえ、老眼もあるという人ほど、装着した時に感激する(そういう意味で、私は”良いテスター”ではない)。
一番のコアテクノロジーであるレンズ部分は初代モデルのViXion01と仕組みも直径も同じで、(レンズの直径の生産上の限界から)“視野が狭い”という課題は引き続き抱えているが、それ以外はさまざまな点が改良されている。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら