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「罰ゲーム化する管理職」にZ世代は何を思うのか 脱ブラックが進む職場でブラックに働く管理職

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  • 舟津 昌平 経営学者、東京大学大学院経済学研究科講師
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田川:そんな子たちが部下として入ってきたら、難しくないですか(笑)。

木下:たしかにそうですね(笑)。

田川:僕ら世代を部下に持つ今の上司も難しいだろうなって思いますが、それ以上にその子たちの先輩になったときにはもっと難しいんだろうなって思いますね。

舟津:それいい目線ですね。早くも自分が上司や先輩になったときに、怖いなと実はZ世代も思っていると(皆、笑)。崎山さんはいかがですか。

崎山:そうですね。僕は今の会社でハラスメントは一切ないです。最後にハラスメントとされるものを見たとしたら、10年前の野球部に所属していた中学時代のことで。当時の顧問はやっぱり厳しかったので、ミスすると胸ぐらを掴んだり、手が出るって場面もありました。でも、今もたまに中学校のグラウンドを見に行くことがありますが、今は全然そんなことなさそうですね。少なくとも自分たちと同じ指導はされてないとは思います。

舟津:なるほどね。話を聞いている限りは、保護者さんが介入しているのがポイントのように思います。鳥羽さんとの対談でも出た話で、はっきり言って子どもってすごく動物的なんですよね。好き放題するので、旧来的には動物的な対応で解決していた。つまり、教育現場の先生って、あえて子どもと同じレベルに落として、子どもの対応で接するのが最善だったんですよ。動物的な子どもたちに対して100%の大人の対応をするのって、おそらく無理なので。でも、保護者さんが間に入ると、子どもに対して大人のコミュニケーションしか取れなくなってしまう。そうなると、必然的にみなさんのお話のような変化が起きますね。

それで、今のお話につなげて深掘りたいのですが、みなさん管理職になりたいと思いますか。いまや「罰ゲーム化する管理職」と言われることもありますが、上司や先輩を見てどう感じていますか。

「罰ゲーム化する管理職」に思うこと

田川:管理職なりてえ、とは思わないですね(笑)。やっぱり、われわれよりも怒られない環境で育ってきた子たちをまとめるのは苦労するだろうなと思います。それに、管理職の方たちを見ていると夜の11時とかでも平気でメールが返ってくるので、大変だろうなと。

舟津:たしかに、それは社会人あるあるかもしれないね。すごい時間にメールが返ってくることありますから。崎山さんは、どうですか。

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【責任に対して対価が見合っていない】

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