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錯覚から探る「見る」ことの危うさ《第3回》--不可能ではない「不可能立体」

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 図1、図2、図3のだまし絵から作った立体が、それぞれ図4、図5、図6である。それぞれの絵の左の画像はだまし絵と同じように見える位置から見たところで、右の画像は、別の方向から見た姿である。


図4.「無限階段」を実現した立体



図5.「ペンローズの4角形」を実現した立体



図6.「冗談の好きな4本の柱」を実現した立体

 
 だまし絵から立体を作る方法は、今までにもなかったわけではない。
 
 つながっているように見えるところに不連続なギャップを設けたり、平面に見えるところに曲面を使ったりするトリックはよく知られていて、公園のモニュメントなどにも利用されている。
 
 しかし、私のソフトウエアが見つけた立体は、そのようなトリックを含んでいない。図4、図5、図6からわかるように、つながっているように見えるところはつながったまま、平面に見えるところは平面のまま作りながら、だまし絵を立体化できている。

というわけで、図1、図2、図3のような絵を見たとき、人は二重の意味でだまされていると言えよう。

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