家事のやり方で夫婦仲がギクシャク"意外な"原因 自分の「こだわり」を手放すのは難しいが…

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「私は自分のルールに周囲を従わせたがる」と、まずは自覚するのが、最初の一歩です。あなたのこだわりで、パートナーに大きな負担がかかっているかもしれないと考えてみましょう。両親がいつも言い争うのを聞いている子どもも、つらい思いをしているはずです。

どうしても譲れないこと、とても大事なポイントを話し合うなら、どちらか一方の肩をもたずに話を聞いてくれる親族や友人に間に入ってもらうのもいいと思います。約束したことは紙に書き出し、目で見てわかるようにしておくと効果的です。

周りのサポート:こだわりの強い特性を理解してあげて

夫婦間のギクシャクはお互いに歩み寄るしかありません。ただ、努力してもなかなか思うようにはいかないのが現実です。

パートナーにASDの傾向があるのなら、こだわりをなかなか手放せない人なのだと知っておいてほしいと思います。それがわかっているだけで、周囲の不満はだいぶやわらぐのではないでしょうか。

夫婦円満の魔法の言葉「ありがとう」

パートナーの行動にいら立ってばかりでは、関係はどうしてもギクシャクします。あらさがしばかりしていないで、感謝やねぎらいの気持ちを伝えるように心がけたいですね。そのひと言で、相手の気持ちは大きく変わります。

夫婦円満の秘訣について
(イラスト:都会、出所:『もしかして発達障害?「うまくいかない」がラクになる』)
もしかして発達障害?「うまくいかない」がラクになる
『もしかして発達障害?「うまくいかない」がラクになる』(主婦の友社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
司馬 理英子 司馬クリニック院長・医学博士

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しば りえこ / Rieko Shiba

岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

著書は10万部を超えるベストセラーとなった『のび太・ジャイアン症候群』『大人の発達障害 ASD・ADHDシーン別解決ブック』『シーン別アスペルガー会話メソッド』『こころのクスリBOOKS よくわかる 女性のアスペルガー症候群』(以上主婦の友社)、『わたし、ADHDガール。恋と仕事で困ってます。』(東洋館出版社)、『どうして、他人とうまくやれないの?: アスペルガー・タイプの人間関係・仕事・生活術』『仕事&生活の「困った!」がなくなる マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』(ともに大和出版)、『「大人のADHD」のための段取り力』(講談社) 他多数。

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