家事のやり方で夫婦仲がギクシャク"意外な"原因 自分の「こだわり」を手放すのは難しいが…

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がまんがならなくて、こうしなきゃダメ!と要求するのがASD的な行動です。自分のやり方にこだわるあまり、相手の気持ちにまで思いが至らないことがあるのです。

人間関係がギクシャクしがちなASDの人ですが、実はそれが特に難しいのが家庭でのことです。会社なら同僚など、お手本になる人がいるし、就業規則もあります。

発達障害の漫画
(イラスト:都会、出所:『もしかして発達障害?「うまくいかない」がラクになる』)

そりが合わない人とは距離をおくこともできるでしょう。しかし、家庭ではそうはいきません。ささいな衝突が日常の中で避けようもなく積み重なり、やがて深刻な問題になることも多いのです。

ひとつ要求→ひとつあきらめる

ASDの人にとって、こだわりを手放すのは難しいことですが、こだわりを一方的に押しつけていては、家族が気持ちよく暮らせません。洗濯物の干し方はあきらめるから、シャツをたたむのは私のやり方でやってほしい―― そんなふうに、お互いに少しずつ歩み寄るしかないのです。

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