東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

言われなき誹謗中傷を受けたときの心の対処法 痛みを和らげるには痛みを受け入れる必要がある

9分で読める
  • 若杉 忠弘 グロービス経営大学院教授
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

心身が何らかの対応を必要としているからこそ、痛みというSOSが発信されているのです。このメッセージを無視してしまっては、みなさんは、心身を壊してしまいかねません。

セルフ・コンパッションのエクササイズ

セルフ・コンパッションは痛みを感じ、適切な行動を促します。次の式を見てください。

痛み × セルフ・コンパッション = 行動

私たちは、痛みに抵抗するのではなく、セルフ・コンパッションを実践するとよいのです。

『すぐれたリーダーほど自分にやさしい 疲れ切らずに活躍するセルフ・コンパッションの技術』(かんき出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

では、実際にどのように実践すればよいのでしょうか。

セルフ・コンパッションの3つのポイントをなぞることです。

①自分がつらいということに気づき、バランスの取れた見方をします。これをマインドフルネスといいます。マインドフルネスとは「今に気づく」という意味です。

②次に、誰でもつらい経験をすることを思い出します。

③そして、最後に、自分にやさしさと励ましの言葉をかけます。これを自分へのやさしさといいます。

これは、セルフ・コンパッション・ブレイクと呼ばれるエクササイズです。

このエクササイズは、いつでも、どこでも、10分もあれば実践できます。慣れてくると、数分もあれば十分でしょう。このエクササイズを行うと、その場で効果が現われます。きわめて、即効性があるのです。

実際、クリスティン・ネフの研究グループが、1000人以上にこのエクササイズを行ったところ、エクササイズ直後に、ネガティブな気持ちが減り、ポジティブな気持ちが増えたというのです。

私が、日本のビジネスリーダーを対象に調査を行った際も、職場で同じような効果を得られています。

みなさんもぜひ、セルフ・コンパッションの技術を取り入れてみてください。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象