夏の「蓄積疲労」をスッキリ運動・睡眠・食事のコツ カギは寝る前のエクササイズとビタミン摂取

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7月から8月前半に感じる初期の夏バテは、後述する睡眠不足や栄養のアンバランスによるものですが、8月後半から9月の残暑に感じる夏バテ、秋バテは、体力の低下が大きく影響していると思われます。

これを予防するためには、適度な運動で体力を維持することが必要です。

例えば、涼しい電車やバスの中なら座らずにできるだけ立つ、駅やデパートなどの商業施設ならできるだけ階段を使う、比較的気温が下がった日の夕方や夜間には散歩をする、といったことを心がけるだけでも、顕著な体力低下を抑えることができます。

エアコンや扇風機を効かせた涼しい部屋の中で、週に1~2回でも動画サイトやDVDを利用して、ヨガやダンスなどのエクササイズを行えれば、なお良しです。

念のためですが、汗をかかないと運動効果が出ないようなイメージがありますが、それは誤解で、汗の量と運動量やエネルギー(カロリー)消費量の間に直接的な因果関係はありません。

この後に特に衰えやすい下半身の筋肉を鍛えるスクワットを紹介しますので、週に2回、涼しい部屋でやってみてください。

スクワットが終わったら、一緒に紹介するストレッチでクールダウンをしましょう。

運動をするのに特におすすめの時間帯は、夕食から2時間程度経過した夜8~9時頃です。この時間にスクワットなどの筋力トレーニングで交感神経の働きを強めておくと、その後に反動で副交感神経が働いて、夜11~12時頃の入眠をスムーズにしてくれます。

夏バテ・秋バテに効くエクササイズ

■スクワット

①足を揃えて真っすぐに立って手を腰に置いたら、一方の足を半歩下げて、つま先を床につける。

②息を吸いながら3秒かけて、前側の脚に体重をかけ、背すじを伸ばしたまま無理のない位置まで膝を曲げていく。息を吐きながら2秒で元の位置に戻る。

10回反復したら、足を入れ替えて同様に行う。これを3セット行う。

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