難航した「87歳母の賃貸探し」成約のカギとは 高齢者「受け入れていない」オーナーが約4割

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訪問サービスを受けるシニア女性
高齢者の入居支援を「オーナー負担ゼロ」で実現した、ニッショーの取り組みについてご紹介します(写真:Luce/PIXTA)
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近年、一人で暮らす高齢者が増えています。親が高齢になると子どもの立場としては「できれば近くで暮らしてほしい」と考える人は多いはず。しかし、健康で身元保証人がいても、高齢というだけで賃貸への入居を断られてしまうことも多いようです。

そこで、高齢者と賃貸物件の実情とともに、独自の見守りシステムを取り入れて高齢者の入居をサポートしている名古屋の不動産賃貸仲介・管理会社、ニッショー営業本部副部長の佐々木靖也さんに同社の取り組みについて聞きました。 

一人暮らしをする母親を呼び寄せることに

以下は、2024年3月に千葉県の実家で一人暮らしをする母を自身が住む愛知県豊橋市の近所に呼び寄せたIさん(50代)の実体験です。

当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

Iさんは、結婚して現在は愛知県豊橋市に居住中。お母さんは87歳になりますが、心身ともに健康で持病もなく、お父さんの死後は千葉の実家で一人暮らしをしていたそうです。

しかし、近所で仲の良かった知人たちが引越したり、施設に入居したり、亡くなったりしたことで、次第に寂しさを感じ、娘のIさんの近くで暮らしたいと思うように。お互いに家族で気を使うなどの理由から、Iさんと一緒に暮らすよりは「まだまだ元気だし、自分のことは自分でやりたい」と、Iさんの家の近くで入居できる賃貸物件を探すことになりました。

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