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「アメ横センタービル」を取得したJR東の勝負手 専門会社を設立、不動産事業で「マチナカ」進出

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JR東日本が上野アメ横商店街を象徴するビルに食指を動かした。そこから透けて見える同社の不動産事業強化の戦略とは。

上野アメ横
1983年に竣工した「アメ横センタービル」。アメ横を象徴する建物で観光スポットにもなっている(編集部撮影)

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JR上野駅から歩いてすぐ。訪日観光客でごったがえす「上野アメ横商店街」。この一角に、三角形の形をした「アメ横センタービル」がそびえる。商店街のシンボル的な建物で、ビルを背景に写真を撮る観光客の姿も多い。

今年3月、この雑居ビルをJR東日本がひっそりと取得していた。

センタービルは1983年に竣工。鮮魚や乾物、洋服店などの店がところ狭しと並ぶ。土地・建物登記簿謄本を見ると、土地の所有権は信託を受けたファースト信託(大阪市)が持つ。ただ実質的な所有者は、同社に土地管理を委託しているJR東だ。今年3月までは中堅不動産会社のレーサムが委託していた。

「駅ナカ」から「マチナカ」へ

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