懸念が現実となってしまった。
※本記事は2024年8月8日5:00まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。
米国株は2024年7月中旬から8月初旬にかけて、やや波乱の展開となった。
代表的な株価指数である「S&P500」は7月16日に過去最高の5667ポイントをつけたものの、8月2日には5346ポイントまで下落。2023年10月末からおおむね堅調さを保ってきたこともあり、一息入れるタイミングだったのかもしれない。
アメリカの株高を牽引してきた材料は、一貫して「ソフトランディング(景気の緩やかな減速)への期待」だった。ソフトランディングは簡単そうに見えて難しく、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、第2次世界大戦後では1995年に一度だけ実現したとされる。
過去に成功ケースが少ない難事業であるだけに、小さなほころびが見えただけでも市場が過剰に反応してしまうことがありうる。足元の相場は、まさしくそのような懸念が現実になったような動きだった。
「世界株安」3つの要因
この記事は有料会員限定です。
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら