
アメリカの代表的な株価指数であるS&P500指数は2023年に24.2%上昇し、2024年も12月24日までに26.6%上昇した。この大幅な上昇に対して、金融市場の一部では米国株にバブルが発生しているとの見方が台頭している。
例えば、著名投資家のルシル・シャルマ氏は「フィナンシャルタイムズ」に“The mother of all bubbles”と題して寄稿し、米国株に大きなバブルが発生していると警告を発した。
日本の個人投資家にも米国株投資で含み益が発生し、売却して利益を確定すべきか、それとも投資額をさらに増やすべきか、悩んでいる人も多いと推察される。
そこで本稿では2025年の米国株の先行きについて議論したい。結論を先に述べると、アメリカ企業業績の改善から2025年も米国株は上昇する可能性が高いが、調整リスクも無視できなくなってきたと筆者は考えている。
アメリカはソフトランディングに成功しつつある
株価は「EPS(1株当たり利益)×PER(株価収益率)」で計算することができる。そこで、EPS(=企業業績)、PER(=バリュエーション)の順に議論したい。
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