「大学3年生で起業」東大生が決断下した背景事情 学生起業を選んだ人たちに「共通する理由」

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大学生の間に起業すると、そんな優秀な学生たちがたくさん手伝ってくれるのです。

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もちろん大学生のときに僕たちの会社を手伝ってくれて、そのまま入社してくれる人は限られています。でももしかしたらその学生たちは社会で活躍した後に、就職先の会社から、僕たちの会社に仕事をくれるかもしれません。

自分の人生は自分で切り開く

また、就職先との相性があまり合わずに転職を決断したときに、その転職活動の準備期間の間に、僕たちの会社を手伝ってくれるかもしれません。

実際、学生時代に会社を立ち上げた僕の友達は、創業メンバー5人のうち1人が社長としてその会社を続け、残りのメンバー4人のうちの2人は就職した後に、「やっぱり俺、就職先とあんまり相性よくなかったわ!」と戻ってきたとのこと。学生起業を手伝うと、そういう「いざというときの逃げ場」ができるという部分もあるのだと思います。

僕も、東大生のOBから「もし今の上司と喧嘩してもう嫌になったら、会社に戻ってきてもいい?」と言われました。おそらく彼がそういう選択をすることはないと思いますが、「自分にはいつでも逃げられる場所がある」という思いは、働くうえでの精神の安定に寄与すると言えるのではないでしょうか。

自分の人生は、自分で切り開きたいものです。大学生のときに起業したり、起業を手伝ったりすると、100%自分たちで決めていい場を作ることができます。また就職したとしても「逃げ場」ができる場合もあるのです。

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西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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