ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド --経済が求める“幸せ”とは《宿輪純一のシネマ経済学》

ザ・ビートルズのメンバーのジョージ・ハリスンが58歳で亡くなってすでに10年。没後10年作品として、『タクシードライバー』『ディパーテッド』のアカデミー賞受賞監督マーティン・スコセッシが手掛けた音楽ドキュメンタリー映画。スコセッシはニューヨーク出身のハード系の監督というイメージがあるだけに少し意外感があったが、切れ味よくジョージの苦悩と生き方を描いている。

ジョージだけではなく、ビートルズ好きの方にはたまらないだろう。子供時代、ビートルズ時代、さらにはソロ時代といった未公開の映像を見ることもできる。しかし、彼はいつもつらそうだ。もちろん、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、ポール・マッカートニーらも登場する。


© 2011 GROVE STREET PRODUCTIONS LIMITED.

ジョージがビートルズのリードギターだったというと驚く人も多いであろう。そのようにビートルズ内部では評価は高くなく、リードギターであったが思うように弾かせてもらえない。アルバムでも1~2曲しか採用されない。そして、奥さんがエリック・クラプトンと結婚するなど私生活の問題もあった(そのとき、クラプトンが作った曲が「愛しのレイラ」である)。

ジョージはビートルズの一員として、物質的に満たされていても、精神的には満たされない。そして、インドへの旅などを通してインド哲学とインド音楽に陶酔していく。

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • 高城幸司の会社の歩き方
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
日産 危機の全貌<br>ゴーン追放 修羅場が迫る

19年間トップに君臨したカルロス・ゴーン氏が失脚。逮捕、そして解任という前代未聞の事態は実は序章にすぎない。カリスマの追放で日産自動車はこれからどうなるのか。日産に渦巻く危機の全貌を探る。