海外のトレンドやゲームまで遊びが多様化するなかで、なぜ今、若者たちは公園に向かうのか。実態を明らかにするために、大学生を対象にアンケートとインタビューを行った。
彼女は、小金井公園に大学でいつも一緒に過ごしている友だち(いつメン)とピクニックに行ったそうだ。各自でお弁当を作り持ち寄って食べ、おしゃべりを楽しんだという。
会話は最近あったよい話や、夏休みの予定など、学校で話しているような内容で、ピクニックだからといって、特別な話はしていなかったという。
ただ、「公園などでは次の遊びの予定を話し合うなど、楽しく前向きな話題が多く、ネガティブな話はしない」とも話していた。
午後は水浴び(水鉄砲)や、セルカ棒などを使ってひたすら写真撮影会をして楽しんでいたそうだ。
予算は1人あたり1000円のみで、大学生の遊びとしては格安。その割にとても楽しめたと話していた。
このケースからわかるように、低コストで遊べるというのが彼女たちにとっての大きなポイントなのかもしれない。また、いい大人が水鉄砲などの遊具を使って思い切り遊ぶ姿は時と場合によっては恥ずかしいものだが、人目が気にならない広い公園で自由に遊ぶのは、開放感もあって心地よいのかもしれない。
Hさんは、彼氏とのデートでよく公園に行くそうだ。彼女は、とりわけ公園で花や景色の写真を撮るのが好きだという。なぜ、公園にデートに行くのか聞いてみると、「癒やしを求めて自然の多いところに行く」「人混みが嫌いだから、人も少なく、自分の空間を楽しめる公園を選ぶ」と理由を挙げていた。
また、渋谷や新宿などは1回行くと飽きてしまうけど、「公園は季節や時間によっても、景色や花も違うから、飽きないんだよね」と笑って話す姿が印象的だった。
彼女は、紫陽花の写真を撮ることが趣味で、今年の6月は彼氏と鎌倉に紫陽花を見に行ったという自然派である。
Aさんは、中学・高校時代の友人2人と新宿の公園でピクニックをしたという。
彼女と一緒に行った友人は彼氏とのデートでよくピクニックに行くとのこと。
その日はお金がなく、カフェに入るのがもったいなかったため、近場で食べるものだけを買い新宿の公園に向かったという。
実際に行ってみると、自分たちの空気感で、まるで中学高校時代のように思い切りはしゃぐことができ、お金もかからないのに想像以上に楽しめたという。
彼女はピクニックをしたのは初めてだったが、今後大勢の友人と、手作りお弁当などを持ち寄って公園で遊びたい!と話していた。
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