Hさんは「いつメン」の女友達6人で、気分転換のため、学校帰りに公園に寄り、ブランコとシャボン玉で遊ぶらしい。
学校帰りに寄るため、お弁当を作ったりすることはなく、コンビニでアイスなどを購入する程度だという。学校での小さな話や、アルバイトの話など、ごくごく普通の話をしているだけという。
利便性が良いうえ、公園ならではの自然な雰囲気がたまらないらしく、彼女たちは月に1回のペースで公園に行き、リフレッシュをしているそうだ。ときには4時間などの長時間滞在するという。彼女は、自分たち以外にも同世代の女性グループ、男性グループを見かけたという。
彼女は、高校時代の友人とシャボン玉をして遊んだそうだ。江の島水族館に行く途中、たまたま入ったお店で変わった形状のシャボン玉を見つけ、みんなで買ったという。
彼女たちは浜辺でシャボン玉をして、ただただ遊び、友人と和気あいあいと楽しんだそうだ。
お金もないので、友人と楽しく遊べるだけで十分ですね。と笑いながら話していた。「自然の中のほうがオリジナルなで自由な写真を撮りやすい」「カフェでおしゃべりもいいけど、外ではしゃげるうちに友人たちとたくさん遊びたい」とも言っていた。
なぜ自然と触れ合う若者が増えているのか
さて、ここまで若者の実際の事例をお伝えしてきた。実際にインタビューをしてみると、数々の共通点が見えてきた。
今回5人のインタビューを行い、立てた仮説は3つある。
第1に、日頃から、商業施設などを多く利用していたり、貯金をしたりする若者が多く、お金をかけずにリフレッシュしたいということだ。5人のインタビューにもあったように、公園遊びであれば食事はお弁当を持参するなどで、コストをかけずに遊ぶことができる。
ちなみに、最近では「女子力男子」(従来は女性が好んで行った活動に興味を持ちそのスキルを身につける男性。原田氏の著書で紹介)が増加しており、彼女が彼氏にお弁当を作るだけでなく、彼氏が彼女にお弁当を作るというお互い作りあうカップルもいた。
低コストだからと公園に向かったところ、思いがけず楽しくてはまるケースが多いように思われる。
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