85歳投資家の「時代の流れに沿った資産形成法」 投資は当たり前の時代、リスクを取る勇気を
また、生成AIの活用は時代の流れです。これに関連する半導体製造装置は、目先の上げ下げがあっても、全体としては上がっていくでしょう。
政府も日本人を「貯蓄優先」から、株、投信などのリスク商品に誘導する「新NISA」に力を入れています。
証券業界も「投資初心者」の育成に力を入れています。とくに、将来ある若い世代に向けて啓発しており、企業も「優待」や「配当」など株主還元に積極的です。
この点で、日本を代表する企業に注目です。トヨタ自動車、ホンダ、三菱重工業、三越伊勢丹ホールディングス、高島屋、三菱電機、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、第一生命ホールディングス、JR各社などに長期で注目しましょう。
地価は、東京、大阪の上昇が目立ちますが、本命は東京。その中でも、千代田区、中央区、港区、渋谷区などの人気とブランド力が鮮明です。
それらに手が届かない人の中では、首都圏へのアクセスのいい郊外の一戸建て、マンションの人気が今後も継続するでしょう。ただし、リゾートマンション、ゴルフ会員権は、不要不急であり、絶対ではないので、よほどの資産家ではない限り安易に手を出さないほうが賢明です。
不動産、投資商品は、リスクがありますが、長期で考えれば、資産価値が上がり、供給に限度がありますので、投資先としては有効です。
お金を増やすには、勉強と経験が肝心だ
日本人には、昔から「守銭奴」とか、「お金は汚い」という言い方があります。しかし、「新NISA」が始まった2024年からは、日本では誰もが投資商品に手を出し、資産づくりに頑張る流れになっています。
本屋に行っても、ネットでも、「新NISA」に関する宣伝が盛んです。これは時代の流れであり、アメリカに比べれば遅すぎるほどです。私たちは、リスク商品である投資信託や株式投資で資産づくりに頑張らなければならないのです。
「私は投資には興味がない」といった遅れた考え方は許される時代ではありません。投資はギャンブルではありません。金融商品には価格変動というリスクはありますが、対象となる企業は、将来に向かい、成長企業として、社会に必要なビジネスを展開していきますので、自分に合ったテーマの銘柄を応援する気持ちで、お金を投じ、その成長の見返りをいただくことになるのです。
最初は、毎月1万円からでも構いません。しかし、対象の企業の業務の中身、業績、株価と割安・割高などなど、判断を求められます。投資判断の物差しであるPER(株価収益率)、PBR(純資産倍率)といった指標も理解しなければなりません。
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