東洋経済オンラインとは
ライフ #「ゴミ屋敷」孤独な部屋の住人たち

「何度も自死が起きる」片付け人が見た恐怖の現場 月130軒片付ける業者が語った"奇妙なゴミ屋敷"

10分で読める
2/6 PAGES
3/6 PAGES
4/6 PAGES

「依頼内容は建物の中にある呪物を処分してほしいというものでした。店舗の2階部分が住居になっていたんですが、本当に呪物だらけです。全部で軽トラック1台分にはなったと思います。その中には呪いの言葉みたいなものが書かれた人形や動物の骨のようなものもあって気味が悪かったです」

呪物に限らずだが、雛人形や五月人形など、とくに祝い事の人形を処分する場合は、依頼主がお祓いをお願いするケースも多い。その場合、イーブイがいったんその荷物を引き取り、ほかの物件から出た人形などと併せて合同供養に出した後に、お焚き上げや処分をすることになる。

ただ、二見氏がもっとも怖かったのは、まだ創業間もないころに請け負った、某銀山にあるお屋敷の片付けだという。近くには霊山として知られる山があったり、その銀山では古くから多くの人夫たちが事故で亡くなっていたりする場所だった。

「依頼主はその屋敷に住んでいた方の親族でした。住人が亡くなったので屋敷を手放すことになったらしいんですが、見積もりのときも作業のときも、家の中に入ろうとしないんですよ。小さい頃から来ていた屋敷みたいなんですが、ずっと怖かったそうで」

銀山にいる首無地蔵

屋敷の敷地には、納屋と井戸がある。依頼主の様子を見ると井戸なんて近寄るのも怖かったが、屋敷の中でそれは起きた。

「片付けの最中に先祖の方々の写真が出てきたんです。『この人が住んではったのかな』と話しながら仕分けしていると、急に屋敷のブレーカーが落ちたんです。でも、それだけじゃないんです。屋敷には僕らと依頼主以外は誰もいなかったのに、スタッフの一人が2階に上がったときに知らない中年男性の姿を見ているんですよ。壁際に立ちながらこちらを見ていたそうです」

次ページが続きます:
【「霊が出ましたか」】

5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象