「脳トレ」より効果的、認知症を防ぐ簡単な習慣 いかに脳の機能をフル回転させるかがカギ

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認知症の種類の1つである血管性認知症は、脳出血や脳梗塞などによって神経細胞に酸素や栄養が行かなくなり、引き起こされます。

そうです、ナットウキナーゼによって凝固と線溶のバランスが整えられれば、脳出血や脳梗塞のリスクを抑えられ、ひいては血管性認知症の予防になるのです。

しかも、納豆には脳の神経細胞を健康に保つ働きがあるポリアミンという成分も含まれていますから、血管性に限らず広い意味での認知症の予防に最適な食品です。ぜひ食べるように心がけてみてください(ただし、現在血液をサラサラにするお薬、いわゆるワーファリンなどのお薬を服用している方は、かかりつけの医師に必ずご相談ください)。

「大地や海の恵み」が脳を守ってくれる

『「老いても元気な人」と「どんどん衰えていく人」ではなにが違うのか』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

2つめにおすすめしたいのは、抗酸化物質が豊富なほうれん草やブロッコリー、かぼちゃ、ピーマン、パプリカ、トマトなどの緑黄色野菜です。

米国神経学会(AAN)の論文によれば、血液中の抗酸化物質(ルテイン、ゼアキサンチン、β-クリプトキサンチン)が高いと認知症のリスクが低いとされています。

この抗酸化物質が豊富に含まれているのが緑黄色野菜です。

3つめは、昆布やワカメなどの海藻類です。腸内環境が整うと脳の神経細胞を壊す化学物質がつくられるのを抑制し、認知症のリスクを抑えられるという研究報告があります。

大地や海の恵みがあなたの脳を守ってくれる。積極的に食べて元気な脳を保ちましょう。

橋本 将吉 内科・総合診療医

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はしもと まさよし / Masayoshi Hashimoto

内科・総合診療医であり、株式会社リーフェホールディングス代表。全国に7校舎を展開する「医学生道場」を運営し、未来の医師育成に情熱を注ぐ。YouTubeチャンネル「ドクターハッシー/内科医 橋本将吉」では、分かりやすい医学教育動画が人気で、登録者数は75万人を超える。会員制「ヘルスケアアカデミー」では、様々な診療科の現役医師による医学セミナーを提供している。「日々の暮らしに健康を」という理念のもと、「ハシモトマサヨシブランド」を立ち上げ、健康商品の開発に取り組む。特に「乳酸菌V28」やアロニア羊羹「雪紫」は人気商品である。
●「ハシモトマサヨシブランド」https://hashimotomasayoshi.co.jp/
●医学生の為の個別指導塾「医学生道場」https://igakuseidojo.com/

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