2025年「日本企業が直面する」3つの"本質的問題" ビジネス現場で増える「厄介な問題」解決法は?

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4. テクノロジーの力を借りる

「新たなテクノロジー」を賢く使うことが現場力の強化につながるのは間違いない。

たとえば、複雑性を管理するためのデータ分析やAI技術を活用し、問題を体系的に整理して対応すれば、「厄介な問題」の解決の鍵となる。企業経営において、とりわけ「厄介な問題」で苦しむ現場にとって、テクノロジーはまさに「救世主」だ。

現場力とテクノロジーの親和性はきわめて高く、現場にとってテクノロジーは、「強い味方」なのである。

変化にさらされている現場自らが、問題解決に取り組む

問題解決をするには当然、解決策を生み出すための思考法が必要である。

表層的な症状に振り回されることなく、その問題点が発生しているメカニズムを構造的に理解し、根本的な解決を志向しなければならない。

目まぐるしく変化が起きつづけるいまだからこそ、変化にさらされている現場自らが問題解決に取り組む必要がある。

しかし、「問題の厄介さ」を考えると、周りの協力を得ながら、あらゆるリソースを駆使して突破口を開いていくことが求められる。

*この記事の続き:2025年「2つの思考法」が"問題解決できる人"の鍵になる

遠藤 功 シナ・コーポレーション代表取締役

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えんどう いさお / Isao Endo

早稲田大学商学部卒業。米国ボストンカレッジ経営学修士(MBA)。三菱電機、複数の外資系戦略コンサルティング会社を経て現職。2005年から2016年まで早稲田大学ビジネススクール教授を務めた。

2020年6月末にローランド・ベルガー日本法人会長を退任。7月より「無所属」の独立コンサルタントとして活動。多くの企業のアドバイザー、経営顧問を務め、次世代リーダー育成の企業研修にも携わっている。良品計画やSOMPOホールディングス等の社外取締役を務める。

『現場力を鍛える』『見える化』『現場論』『生きている会社、死んでいる会社』『戦略コンサルタント 仕事の本質と全技法』(以上、東洋経済新報社)などべストセラー著書多数。

 

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