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クマを愛するYouTuberがクマに襲われ危機一髪 クマとの遭遇予防策は? "おにぎりグマ"とは?

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ツキノワグマは雑食で、ドングリなどの木の実やトウモロコシ、タケノコといった植物食が主だ。一方で、オスは子連れの母グマと交尾するためなら、子グマを襲って食べることが知られている。つまり、もともと肉を食べる習性はあるのだ。

岩手県内では住宅地にニホンジカが現れるのも日常茶飯事(写真:筆者撮影)

農水省の推計によると、本州以南に生息するニホンジカは、1989年から20年間で約9倍に増加している。シカの個体数増加に伴って、罠に掛かったまま長時間放置されたシカや、山林内で死んだシカを容易に食べられる環境が生まれ、肉を食べることが習慣化したと佐藤さんは考えている。

鈴やラジオが"おにぎりグマ"を呼び寄せる

もう一つが、人に慣れたクマの増加だ。

2024年には青森県でサイレンの音を鳴らしながらタケノコ採りをしていた女性がクマに追いかけられ、リュックの中のおにぎりを奪われるという事案が発生。タケノコ採りの間に、近くに置いた食料が食い荒らされたというケースもある。

「クマは学習能力の高い生きもの。一度、美味しいものを簡単に手に入れた経験を持ってしまったクマは何度も同じ行動に出る」と警告する。さらに恐ろしいのは、人間の存在を知らせるサイレン音やクマよけ鈴が、かえってクマを寄せ付ける可能性があることだ。

クマと出くわすリスクの高い笹薮を説明する佐藤誠志さん(写真:筆者撮影)

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