クマを愛するYouTuberがクマに襲われ危機一髪 クマとの遭遇予防策は? "おにぎりグマ"とは?

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俗説では「危害を加えなければ襲ってこない」とか「子連れの母グマは危険」などと言われるツキノワグマ。佐藤さんを襲った母グマは佐藤さんに気づくや否や、子グマを木に上らせ、突進してきた。母性本能が強い子連れのクマの恐ろしさを動画は物語っている。

クマの肉食化と"おにぎりグマ"の増加

自身の被害については「私のミス」だと振り返る佐藤さんだが、一方で、近年、北東北で多発するクマによる人身被害については「クマの性質が変わってきているのではないか」と言う。

クマ注意を呼び掛ける看板
東北各地で見かけるクマ注意を呼び掛ける看板(写真:筆者撮影)

指摘するのは、クマの肉食化、そして佐藤さんが「おにぎりグマ」と呼ぶ人に慣れ人を怖がらないクマの増加だ。

これまでは人里近くに現れたクマを捕獲する罠にはちみつを仕掛けるのが一般的だったが、「最近は猟師の間で『はちみつよりもシカの肉を仕掛けたほうがクマが入る』と言われているんです」。

山中で罠に掛かり弱ったシカがクマに襲われ、その肉が食い荒らされたり、牧場で子牛がクマに襲われたとみられる被害も発生しているという。

ヘルメットを持つ佐藤さん
ヘルメットは山歩きの必需品。万一襲われた時に頭部を守れる(写真:筆者撮影)
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