「ビジネス力×データサイエンス」が最強な理由 シチズンデータサイエンティストという選択肢
ChatGPTに代表される生成AIの登場は、私たちの生活やビジネスに大きな変革の波をもたらしている。加えて、AI技術を支えているのは、データサイエンスという学問であり、AIとデータサイエンスは、現代を生きるうえで必須知識となりつつある。
本記事では、NRIデジタル・藤田一樹氏の『0から始めるAI・データサイエンス超入門』より一部を抜粋・再構成のうえ、非専門家としてのデータサイエンスへの関わり方について解説する。
データサイエンティストの役割と3つのスキル
世界的に有名なハーバード大学ビジネススクールから発行される『Harvard Business Review』2012年10月号の中で、「21世紀で最もセクシーな職業はデータサイエンティストである」と発表され、データサイエンティストの存在が一躍世に知らしめられました。
当時のデータサイエンティストは「ビッグデータの世界で何かを見いだそうとする、好奇心旺盛で訓練を積んだ上級専門職」と定義されていました。理系の博士号を持ち、高度な数学、プログラミング技術を使ってビッグデータを処理することのできる人物のみが活躍する世界であったのです。そんなデータサイエンティストの必要性が、ビッグデータを活用する企業が増えていくにつれ、一気に世界中で高まっていったのです。
それから十数年が経ち、データサイエンティストに必要なスキルセットの明確化や学習ツールの整備により、多くの人がデータサイエンティストとしての役割を果たすことができるようになりました。
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