小学校でプログラミングが必修化する納得の理由 「AI・データサイエンス」は現代の新常識である
新時代の「読み・書き・そろばん」
2022年11月アメリカのOpenAI社が発表した「ChatGPT」は、今までのAIツールとは比較にならないほどの、「高い精度」と「汎用性」に世界中が注目し、発表後わずか1週間で100万人のユーザーを獲得、2カ月後の2023年1月には「月間アクティブユーザー数1億人」を超えました。
現在の私たちの生活において、ChatGPTをはじめとするAI技術は、すでに身の回りの多くの場面で利用され、テレビのニュースでもAIについて聞かない日がないほどに日々の生活の中に浸透しています。
江戸時代の寺子屋で教えられた「読み・書き・そろばん」から、iPhoneの登場によって「スマートフォンの利用方法」が必須の知識となったように、これから始まろうとしているAI時代においては、「AI・データサイエンス」が必須の知識になろうとしています。
AI・デジタル技術は、特にGAFAMと称されるGoogle、Apple、Meta(旧Facebook)、Amazon、Microsoftやイーロン・マスク率いるテスラ、ChatGPTを産んだOpenAI社、AIの開発に欠かせないGPU(Graphics Processing Unit)の開発で世界No.1のNVIDIAなど、アメリカ企業が世界を先導しています。
その一方で、残念ながら、多くの日本企業ではデジタル化・DXの取り組みで後れをとっていると言われることがあります。デジタル化の推進には、技術の急速な進展や専門的なノウハウが必要であり、今の日本社会においては、専門的な知識とスキルを持った人材が不足しているのが現状です。経済産業省が2019年に公表した調査によると、2030年までにAI人材が最大で14万5000人不足すると予測されていました。コロナ禍によってDXの需要が急速に加速した影響もあり、今後もさらなるAI人材の不足が予想されています。
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