このように、一口に墓じまいといっても、各種届け出や書類の提出、改葬先の準備、お墓の解体、閉眼供養と、さまざまなプロセスが必要です。
お墓の解体に立ち会う場合は、改葬先への移動も行うことになるため、日程に余裕をもたせた検討が必要です。
「思った以上」に大変なので「準備」が重要
墓じまいの大切なポイントのひとつに、親族への相談があります。
先祖代々受け継がれてきたお墓の場合、多くの親族にとっても、自分たちのご先祖さまが納骨されているお墓なのです。
「お墓参りをしようとしたら、知らないうちにご先祖さまのお墓がなくなっていた!」「勝手に遺骨を移すなんて許せない!」というようなことにならないように、事前に墓じまいの意向を伝え、相談しておくことが、トラブル防止につながります。
親戚に相談し、了承を得るために長い時間を要するケースもあるようです。
墓じまいには、事前の準備やさまざまな関係者との調整が欠かせません。
思った以上にやらなければいけないことが多いので、じっくりと腰を据えて「準備」に取りかかることをおすすめします。
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