みなとみらいに爆誕「巨大フードコート」のスゴさ 「ワールドポーターズ」で世界の味を楽しめる

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埠頭からは大桟橋や超大型のクルーズ船などの景色も楽しめ、まさに港町としての横浜がこの一帯に詰まっているといえる。

再開発で再生、圧倒的魅力で年間8000万人近くが訪れる

もともと、港湾都市や外国人の居留地として知られていた横浜が、現在のような観光地として多くの人を集めるようになったきっかけは、この横浜赤レンガ倉庫のある一帯も含めた、みなとみらいエリアの再開発の影響も大きいだろう。

再開発の歴史をたどると、1965年に当時の横浜市長が提案した「横浜市六大事業」にルーツがあるとされる。太平洋戦争で荒廃した市内中心部の再生と活性化を目的に、ニュータウン構想や市営地下鉄の建設とともに、旧中心部である関内/関外エリアと、新たに発展する横浜駅付近をつなぐ地区としてみなとみらいエリアの構想が立ち上がった。

その後しばらく間をおいて、1979年に基本構想が明らかになると、1983年に「みなとみらい21事業」として着工へと至った。「みなとみらい21」という名前は、港町のイメージや、21世紀の新しい横浜というイメージを基に、公募した案から選出した。それ以外には「赤い靴シティ」「アクアコスモ」といった案があったという。そのうち赤い靴シティと決選投票のうえ、みなとみらい21が勝ち残った。

横浜市によると、2023年の来街者数推計は7730万人。コロナ禍で落ち込みを見せたが、2019年までは8000万人を超えていたことから、近いうちに再び8000万人の大台に乗せることは間違いない。

大きな観覧車「コスモクロック21」
大きな観覧車「コスモクロック21」は同エリアのアイコンでもある(筆者撮影)

前述した横浜赤レンガ倉庫に加え、1989年に開催した横浜博覧会のパビリオンだった大観覧車の「コスモクロック21」がアイコンである都市型遊園地の「よこはまコスモワールド」、2011年にオープンした「安藤百福発明記念館 横浜」(いわゆるカップヌードルミュージアム)、そして今回のフードコートがある横浜ワールドポーターズと、さまざまなエンタメ施設がそろっている。

都内からそう遠くない距離にあり、県内だけでなく関東から、ちょっとしたお出かけ先として親しまれていることにも納得のコンテンツ力だ。

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