むくみスッキリ「梅雨太り」に効くスイカの食べ方 体にたまった水分を排出するお茶や運動も紹介

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湿邪の大敵は運動不足です。

下半身にたまりやすい湿邪を排出するためには、特にふくらはぎを鍛えるのが有効です。「第二の心臓」とも呼ばれるふくらはぎの筋肉には、むくみの原因となる足先の滞った血液やリンパ液を体幹部に向かって送り出す「筋ポンプ作用」という働きがあるからです。

ふくらはぎの筋肉量が落ちると、それに伴い筋ポンプ作用も低下してしまいます。すると、ますます血液やリンパ液の流れが悪くなり、むくみやすくなってしまいます。

湿邪を排出させる室内エクササイズ

ふくらはぎを動かすにはウォーキングがよいのですが、梅雨の季節だと雨が多く、なかなか歩く習慣がつきづらいものです。そんなときにおすすめしたいのが、室内でできるエクササイズです。

かかとを床につけて、爪先をできる限り上げるというエクササイズを5〜10秒。これを気がついたときに繰り返します。反対に、爪先を床につけて、かかとを持ち上げるエクササイズでもいいでしょう(こちらも1回5〜10秒を、1日何度か繰り返します)。

かかとの上げ下げエクササイズ(イラスト:にしやひさ/PIXTA)

エクササイズは立って行ったほうが運動強度は高いですが、いすに座っていてもできるので、仕事をしながら、あるいはテレビを観ながら、やってみましょう。電車やバスの中、信号待ちなどで立っている場合は、爪先立ちをしてみましょう(手すりなどにつかまった状態で、転ばないように注意)。こまめにやるのがポイントです。

室内の大掃除もおすすめです。

大掃除というと冬を思い浮かべますが、寒い中で水を使うのは、冷えて腰痛などの原因にもなりやすいです。梅雨から夏にかけての気温の高い時期は、汚れも浮いて取りやすく、水を使うのも気持ちがよいもの。

普段掃除の行き届かないところを拭いたり、磨いたりすることで、ちょっとした運動にもなりますし、家もキレイになるので気持ちもスッキリします。エアコンの利いた室内なら熱中症の心配もありません。

今回は、梅雨太りの原因とその対処法についてお伝えしました。

ジメジメした梅雨の時期は、外出したり運動を避けたくなったりしがちですが、動かないと、ますます体内に水分をため込んでしまいます。まずはできることから習慣化して、梅雨太り知らずの体になっていきましょう。

平地 治美 薬剤師、鍼灸師。 和光鍼灸治療院・漢方薬局代表

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ひらぢ はるみ / Harumi Hiraji

東洋鍼灸専門学校非常勤講師、日本東洋医学会代議員。朝日カルチャーセンター、津田沼カルチャーセンターなどで漢方関連の講座を担当。明治薬科大学薬学部卒業後、漢方薬局勤務を経て、東洋鍼灸専門学校に入学。漢方治療の大家である寺師睦宗氏に漢方を、石原克己氏に鍼灸を、クリシュナU.K氏にアーユルヴェーダ医学を学ぶ。著書に『げきポカ』(ダイヤモンド社)、『舌を見る・動かす・食べるで健康になる』(日貿出版)など。You tube「平地治美・漢方チャンネル」も開設。ブログ「平地治美の漢方ブログ」。

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