【産業天気図・家電/AV】「勝ち組」「負け組」2極化は相変わらずだが、赤字組も黒字浮上か

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家電・AV業界の2006年度は、前年同様「勝ち組」「負け組」の2極化状態に変わりはないが、負け組にも少しずつ回復の兆しが見えてきた。さらに今年度の特徴は、年末商戦に加えてサッカーW杯・夏のボーナス商戦と大きな商機が2つあること。このチャンスを逃すまいと、各社とも力が入る。
 「勝ち組」の松下電器産業<6752.東証>、シャープ<6753.東証>は今期も成長が続きそうだ。松下はプラズマテレビ等のデジタル家電、白物家電が収益を牽引。社長就任1年目の大坪文雄氏の手腕にも注目が集まる。シャープは液晶テレビの基幹工場となる亀山第2がいよいよ今秋稼働予定。第8世代と呼ばれる世界最大のガラス基板を使って増産し、生産能力不足の解消とコスト競争力の強化を図る。
 復活をかけるソニー<6758.東証>は今期減益となる見通し。これは「プレイステーション3」の立ち上げ費用がかさみ、ゲーム事業が大赤字になるためだ。本業のエレクトロニクスは液晶テレビ「ブラビア」の好調等で、着実に回復基調にある。
 一方、劣勢が続く日本ビクター<6792.東証>、パイオニア<6773.東証>、三洋電機<6764.東証>も、経営環境は引き続き厳しいが、今期はリストラ効果発現などにより、営業黒字は確保できそうだ。
【中島順一郎記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

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