転職5回・47歳で起業の"ママ"に聞く挑戦のコツ 1年半大学に通い55歳で社会福祉士の資格取得

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そんな感じだったので、資格を取った後のことは全然考えなかった(笑)。資格を取るにあたって、悩んだり躊躇したりすることもなかったです。

もちろん仕事との両立やお金のことは考えたけど、算段がついたら迷っている時間がもったいない。大学の募集は年1回しかないしね。

それに、誰かに強制されているわけじゃないから、「違うな」と思ったら辞めたらいいだけ。それは学生時代との大きな違いです。

「いざとなったら辞めればいい」は、私にとってお守りの言葉。それがあったから、何の躊躇もなかったのだと思います。

木下紫乃さん
「45歳で大学院に行った時はもうちょっと悩んだけど、『試験に受からないと行けないんだから、取りあえず受験しなよ。受かってから考えればいいじゃん』って先輩から言われて。そうやって『大学院に行くかどうか』から現実逃避をして、ひとまず試験勉強に専念しました。で、受かったら行きたいじゃない? そんな感じで進学を決めました」(木下さん)(写真:Woman type編集部)

「自分のために使える時間」は意外と少ない

仮に違ったとしても、その経験が無駄になることは絶対ないんですよ。「違う」と思った理由には、やらないと気付けない。それが分かっただけで収穫だし、掛けたお金も勉強代です。

そもそも「役に立つかな」「無駄になったらどうしよう」なんて、やる前に考えていたら何もできないですよ。そんなの分からないですもん。

「キャリアにプラスになる」とか「もうかる」っていうのも大事だけど、それだけで選んじゃうとどこかで行き詰まる気がして。

だから私は「自分が面白いと思えるか」を大切に、今回も「何かしら自分がやれることが増えるかな」くらいに考えていました。

資格の勉強は思っていたより大変だったけど、とにかく楽しかったですよ。

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事