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立命館大学が入試に「AI教材」を採り入れた狙い atama+の学習システム履修がAO選抜の出願要件に

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立命館大学で開催した、AI教材を活用したAO選抜の説明会の様子 (写真:立命館大学)

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18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。

AI教材「atama+」

本当に強い大学2024 (週刊東洋経済臨時増刊)
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入試にAI教材を活用──。この仕組みを全国で初めて実現したのが立命館大学だ。

教育ベンチャーが開発したAI教材「atama+」での学習・修了をAO選抜の出願要件とした「UNITE Program」。2023年度入試から導入された。

仕組みはこうだ。プログラムにエントリーすると、atama+のIDが付与される。志望学部が指定する教科の単元をatama+で学習し、単元ごとの修得認定試験にすべて合格・修了すると、AO選抜の出願資格を得られる。

修得認定試験に不合格になっても、期間内であれば何度でも挑戦できる。単元の学習内容が合格レベルに到達したかを測るのが目的のため、プログラムの学習結果は入試の合否には影響しない。

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