東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「世界初の手術」成功した医師のシンプルな原動力 「名医ほど大きく切る」は患者のためにならない

7分で読める
  • 渡邊 剛 心臓外科医、ニューハート・ワタナベ国際病院総長
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

日本国内でも「世界で初めて内視鏡で心臓手術をした外科医」とNHKがニュースで報じてくれました。

いくら患者さんたちのためになる術式を開発しても、志をともにする仲間たちから評価されたとしても、それが時として旧態依然とした勢力からは認められず、排除の方向に向かわされることもあります。

新たな発見や開発は、それまで既得権益を有してきた人たちにとっては邪魔な存在でしかなかったりするのです。

でも、医師が対峙するべきは、自らの地位を得るための権力闘争などではなく、目の前にいる患者さんです。

私が「完全内視鏡下心臓手術」を行ったことをメディアが大きく報じてくれたことは、その思いを後押ししてくれました。

いつまでも満足感にひたっていてはいけない

『心を安定させる方法』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ただ、人は満足感を得ると心が満たされます。満たされたとき、それは一種の快感としてそこに浸り続けたくなります。

これだけ大きなプロジェクトを成功させたんだ。

こんないい取引先との商談をまとめたんだ。

いままでにない事業を立ち上げて軌道に乗せたんだ……。

すばらしい活躍をしたときこそ、すぐに次の一歩を踏み出しましょう。心が満たされた状態を続けていると、そこから抜け出せなくなり、いずれ周りからの期待とのギャップに心が苦しむことになります。

大きなチャンスをつかんだとき、成功をつかんだとき、それは心が次の成長のステップに進むための準備が整ったということです。その機会を逃してはいけません。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象