注意!子どもが発する「メンタル不調」のサイン 何かいつもと違う「心・身体・行動」を見逃すな
心・身体・行動に現れる不調のサイン
部活動や競技生活の真っ盛りの時期は、まさに思春期真っ只中です。この期間に、ストレスが増大し、そこで上手く対応できずメンタルヘルス不調・障害をきたす可能性は大いにあるでしょう。
メンタルヘルスもフィジカルヘルスと同じように早めに対処することが大切ですが、現実は違っています。フィジカルヘルス、つまり身体の怪我は傷やあざとして、目に見える形で現れることがほとんどですが、メンタルヘルス、つまり心の怪我は見えにくくわかりづらいので対処が遅れてしまいがちです。
では、メンタルヘルスの不調に苦しんでいる選手はどのように見極めたらよいのでしょうか。ひと言で言うなら、「普段のその人(自分)と違っていないか」を観察することでしょう。その違いは、心・身体・行動に現れます。
まず、心を例にとると、イライラしたり、やる気が出なかったり、何をやっても楽しくない、自分の価値を感じられないといった心境になることがサインです。とはいえ、こういった気分や気持ちは多くの人が経験することで、そういった気持ちが現れたからといってその全てが要注意かというとそうではありません。
すぐに対処すべき違いの見極めのポイントはそれらの状態・症状の持続性と強度です。普段寝て起きたら、悪い状態・症状が解決しているという人が、寝てもなかなか改善しなかったり、普段よりもその程度が強かったり長引いたりするというのが判断のポイントです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら