親子にとって「中学受験がそんなに悪くない」理由 ポストコロナで「中受」の負担は少し軽くなった
次女が受験生になったころには当たり前になっていた授業のオンライン動画配信も、私が白血病治療をしていたときに存在していたらどれだけ便利だっただろうと思ったものの一つ。
子供が実際に受けている授業が観られるので、苦手単元については親が授業を確認してフォローすることができるし、子供も繰り返し授業動画が見られる。入院中でも動画が見られたらもっと具体的なアドバイスが与えられたと思う。
便利になったし合格したのに疲れた
塾の保護者会がオンラインになったのも、大きな助けだった。4教科の先生からの説明と全体総括のコメントとで保護者会はゆうに2時間を超える。勤務のある平日に通常保護者会は開催されるので、スケジュールをやりくりして参加するのが大変だ。
オンラインであればいつでも見られるし、1.5倍速でも視聴が可能だ。先生が黒板に書いたメモをスマフォで撮影することもできて非常に便利。「入院中に保護者会がオンラインで視聴できたらよかったのに」と何度思ったことか。
白血病治療の直後にコロナが蔓延した際はびくびくしながら生活していたが、コロナ対応で塾のオンライン化が進んだのは、母親が仕事をもっている家庭や遠方から通っている生徒さんにとっては大きなことだと感じずにはいられない。
私のように子供とともに長期間生活できないようなケースでは、学校・塾のオンライン化はかなり大きなメリットを与えてくれる。不謹慎ではあるが、「長女のときにポストコロナの環境だったら、違っただろうな」とつい考えてしまうことがある。
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