「将来の夢はサラリーマン」に若者が感じるギモン 野球選手や医者に憧れた頃から夢が変わるなぜ

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自分が何をしているときに楽しいと感じるのか、反対に何を極力避けたいのか。自分にとっての幸せは何か、ですね。

それによって、どんな人生を歩みたいのか、どんな仕事をしたいのか、がある程度見えてきます。

そのうえで、どのような職業に就きたいのかを、より深く考えてみましょう。

冒頭に申し上げましたが、サラリーマンとひとくくりにしてしまい、サラリーマンは嫌だ、といってもまったく意味がないのです。

そうではなく、世の中にはそもそもどんな仕事があるのか、を調べてみて、その中で興味がある仕事をしているヒトと、リアルに話してみたり、気になる業界や会社でアルバイトしてみたり、またはセミナーやインターン体験をすることで、どんどん経験を積み重ねましょう。

そうすることで、仕事に対する、たんなる漠然としたイメージから、リアルな肌感覚を持てるようになります。

外からみた姿がすべてではない

何事もそうですが、頭の中のイメージや、机上の空論で結論を出して行動をしても、ロクな結果にはなりません。

世の中は、外から見たイメージがすべてでは決してないのです。

先ほどのSNSのケースでもそうですが、例えば誰かのきらびやかな一面だけを見て「いいな」で終わったり、そのライフスタイルの「一部だけ」を真似して、同じ環境にいる「つもり」になってしまうのか。

それとも、その成功の背景や、努力の軌跡を探り、自分の人生に応用するなら、どの部分から学べるのか……などと考え、思考や、行動、努力を真似することをできるのかによって、同じSNS上のつながりでも自分の人生は変わってくるハズです。

漠然と見ているだけではなく、やはり何事においても、深い洞察や具体的行動が大切なのです。

よりよい決断を下すには、どれだけリアルな経験や知識を自分自身で持っているかが大切、ということです。

そうすることで、より現実的で、より自分にとってベストな選択肢を選ぶ、審美眼が磨かれるというものです。

NTさんは大学に入学されたばかり、ということですから、そういった具体的な行動や、リアルな情報収集をするための手段はこれまで以上に広がるハズです。

OB・OG訪問やインターン、バイト、セミナー、専門学校などなど。選択肢は非常に多岐にわたるハズです。

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