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算数が得意な子は「九九の覚え方」から違いすぎた 東大生が教える「数字のセンス」を高める覚え方

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では、133に、7を足してみましょう。すると、140になりました。

140は7の倍数ですよね? だって、2×7が14で、14×10で140です。だから140は7の倍数だというのはみなさんすぐにピンとくると思います。

そして、140は133+7ですから、140が7の倍数なら、133も7の倍数になるとわかります。

このように、「この倍数になるかな?」という問題では、数を足したり引いたりして、キリがいい数(たとえば1の位が0になるような数)をつくれるかどうか試行錯誤すれば、答えが出るわけです。

同じ要領で、2086は7で割り切れるでしょうか? これは、2086+7+7=2100で、21は3×7ですから、2100も7の倍数であり、結果的に2086も7の倍数だとわかりますね。4桁の大きい数でも、こんなふうにすればその数で割れるかどうかがわかります。

大学入試レベルの問題も「九九の覚え方」次第で解ける

こんな問題も瞬間的に答えられます。

「2587は素数か、素数ではないか?」

素数とは、1とその数以外では割り切れない数のことです。「2587を割り切れる自然数はあるか?」という質問と同じですね。

先ほどと同じように考えて、7で足し引きをしても、綺麗な数にはなりません。でも、13を足してみると、この数は2600という綺麗な数になります。2600って、13×2=26ですから、13の倍数ですよね。ということは、2587は素数ではなく、13で割れる数だとわかります。

足し算の延長線上に掛け算があるのだということを「九九」を覚える時点でわかっていると、割り切れるかどうかわからない数を見たときに「足し引きしたら綺麗な数にならないか」と考えて、工夫をするのがとても得意になるのです。

逆に、ただ語呂合わせで意味もわからずに覚えているだけだと、数を工夫することができません。

数を足し引きして工夫して掛け算をつくっていく経験は、後に算数や数学を学ぶ上でとても大切になってくるのです。これから九九を覚える子どもを持つ親御さんは、ぜひ意識して教えてみていただければと思います。

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